奥美濃・粕川中俣~西谷尾根

2015年5月8日夜~9日

メンバー:単独

 ペグマタイトは、水晶・トパーズ・緑柱石など宝石鉱物の宝庫である。鉱山経営が華やかなりし頃、ここ射能山一帯で、数十箇所のペグマタイトが発見され、十数個所で採掘され、巨大な煙水晶・紫水晶・柘榴石なども多数発見されたらしい。日本三大ペグマタイトと言われているのは、福島県石川町・岐阜県苗木地方・滋賀県田上山、であるが、ここ射能山一帯は、それらに次ぐのではなかろうか。

 実は、地質文献のポイントであるが、地形図に写したときに、300mほどズレてたことが判明した。密藪山でこれは大きな誤差なので、再チェックせねば。

 例年より雪解けが早そうなので、待ちきれず入山。中俣中流にも気になるポイントがあるので、下流より沢登りでアプローチすることに。

<宝のお山>

 なんと遊歩道を工事中。一の滝へと延伸中、とのこと。

<遊歩道入口>

<春日村新名所・20人入れる岩屋>

<入渓>

<両門一の滝>

 二度、グループで下降してるのだが、小巻きする自信がなく、右から大高巻きに。

<中俣に降り立つ>

 いや~、疲れた。気を取り直して、気になるポイントへ。

<小ペグマタイト>

<ガレ上部より上流方面>

<下流方面>

 疲れたので、再チェックは諦めて、西谷尾根を上に辿ってみる。途中、石英塊のある堀跡らしき窪みがあった。

<馬の背付近より、鉱山ズリか?>

<ブンゲン山遠望>

 なんと直下の沢に残雪が詰まってるのが見えた。

<ズリ上端より伊吹山遠望>

<伊吹山遠望>

 仕事道を探りながら西谷尾根を下降、最下部で怪しくなりGPS頼りのトラバースで、滝のすぐ上流に降り立つ。

<両門の滝落口>

 巻き道を探りながら、下降。

<両門の滝>

<両門二の滝>

<両門一の滝をロープ下降>

 木から左上は容易。大岩左方の左上も行けそうだ。

<遊歩道開削ご苦労さまです>

 おじさん、おばさんが、ユンボで道普請していた。熊に会わなかったかと、心配された。根曲がり竹のタケノコが大好物だそうだ。

<GPSログ>
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