加越・笈ヶ岳

2015年11月3日夜~4日

メンバー:単独

コースタイム:林道終点5:05~5:50中宮ダム5:55~7:50水晶谷橋7:55~8:50西尾根取付9:05~10:55念仏岩11:00~12:35笈ヶ岳13:05~14:55西尾根取付~15:40水晶谷橋~17:05中宮ダム~18:00林道終点

 さて、今シーズンの紅葉は充分堪能したので、300名山ツアー第四弾は、これ以上体力減退したら登れなくなりそうな300名山最難の笈ヶ岳にした。残雪期に冬瓜山ナイフリッジを経由もしくは迂回して登られることが多いそうだが、夏道があるというので、せっかくの日本の山、山の要素が露わな無雪期に登らねば勿体無い、と西尾根ルートにした。

 前日、中宮温泉奥の林道は雄谷橋より、荒れた地道となり、左方取水口へ迷ったりしながら、日没後の到着となり、終点にて車中泊。

 薄気味悪いが、帰路疲労しての夜道よりはマシだと、ダウン・雨具上下、ヘッドランプで出発。快適な水平道だが、脇は切れ落ちてるので、念のため、手すりロープはつかみ用心する。中宮ダムで、ダウン脱ぎ、ヘッドランプを仕舞う。ダム上を対岸に渡り、渓谷道を進む。ちょうど紅葉真っ盛りだが、カメラを忘れたのが残念、スマホで我慢しよう。

<中宮ダム上流より、下流方面>

<同、上流方面>

 雄谷屈曲部の手前より、雄谷ゴルジュを高巻くため、山腹を斜上して行く。まもなく、滑ったら下まで止まらないザレ場をロープをつかんで横断。

<怖いザレ横断>

 下流遠くに、一里野スキー場が見え、左下方には、雄谷屈曲部が見える。谷の切れ込み深く、中宮ダムからこの辺りまでGPSログが飛びまくってる訳が納得できる。

<高巻き道より下流方面>

 やがて、水平道となり、続く。

<笈ヶ岳が見えた!>

 水晶谷へと、ロープつかんで慎重に下る。白い石英脈があちこちに走ってるので、水晶が産するのだろうか?

<水晶谷橋>

 ブヨブヨする橋を渡ると、斜上してゆく。

<笈ヶ岳を望む>

 緩やかな道を清水平へ。ここまでの道が険しかったせいか、桃源郷の雰囲気だ。霜が降りていて、紅葉も綺麗だ。

<清水平秋色>




 西尾根取付きには赤布がある。対岸にわさび小屋が見える。

<紅葉>

<取付き尾根>

 下部は、ヤセ尾根の急登で、熊の糞がどっさり積もってる所もあった。西尾根に登り着くと、やがて、念仏岩が望まれる。

<念仏岩を望む>


<新雪の白山!、右手前は冬瓜山>

 念仏岩の基部から、右へトラバース後、浅い岩溝状を尾根まで直登。濡れてヌメってるが、ロープがあって助かる。

<念仏岩場を急登>

 尾根に出て進むと、脇が切れ落ち、滑るとヤバそうなので、ロープをつかんで草付きを登る。やがて、覆いかぶさる笹ヤブをかき分けて進むようになるが、道形はそこそこはっきりしていて、テープ類が多数あって助かる。

<山頂真近>

 疲労がたまってきて、戦意喪失しそうになる。ふと、スマホ電池30%に気付き、OFFする。やがて、薄っすら雪が着いてきた道を登ってゆくとひょっこり頂上に飛び出した。記念写真を撮ろうとすると、電池9%!、あわてて手早く記念写真を撮る。それから、空き缶の中に手帳があったので、コメントを書き込んだ。疲れすぎたからか、おにぎり一個を食べるのがやっとだった。

<200名山・笈ヶ岳!!!>


<南方>

<北方>

<東方>


<来し方>

 もう2度と来ることはない頂上。再度、四囲の景色をしっかり眺めてから、頂上を後にした。

<念仏岩上にて>

<冬瓜山>

<念仏岩を振り返る>

<笈ヶ岳を振り返る>

 わさび小屋では、村人が何人か作業していた。中宮ダムよりヘッドランプで帰着。ガ~ン、休日翌日で温泉はどこも休み、粟津温泉総湯目指し、途中、ピュア涌泉寺が開いていてラッキー!道の駅・こまつ木場潟にて車中泊。疲れすぎたからか、殆んど何も食べれずに寝る。

<GPSログ>



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